走行前に前後タイヤにウォーマーを巻いている光景。少し前までは本格的なレースが行われるサーキットでしか見られないものでした。最近では、イベントレースはもちろんのこと、サーキット走行会などでも、ごく普通に見かけるものになってきました。
「ハイグリップタイヤの性能を、走り始めからフルに発揮させるため」
ライダーのテクニック、マシン・タイヤの性能の発揮、コースコンディションなど様々なリスクを減らし、「安全に、気持ち良く、早く走る」為の条件を整える。そのもっとも簡単で確実な唯一の方法がタイヤウォーマーによるタイヤへの加温です。
「最新のハイグリップタイヤの性能をフルに発揮するには、タイヤの温度を高めることが必要」適正な温度に温められたハイグリップタイヤが発揮する性能は圧倒的で、サーキットに通うライダーの間ではタイヤウォーマーは今や標準装備品となっています。
タイヤはその性能を発揮できないばかりか、グリップ力を引き出そうとして、積極的に加重やエンジンパワーを掛ける走行を行うと、タイヤトレッド面はささくれる様に痛んでしまいます。タイヤの美味しいところ、と言われる部分があっという間になくなり、タイヤの寿命が一気に短くなってしまいます。 タイヤウォーマーによって適正な温度に温められたハイグリップタイヤは、性能をフルに発揮するだけでなく、その最高の状態を長く維持することが出来るのです。
世界最高の舞台Moto GPで活躍するドゥカティ、RIZLAスズキ、FIATヤマハ、TECH3ヤマハなどのトップチームからMoto2、GP125、に参戦するプライベートチームに至るまで多くのチームのピットでタイヤを温めています。また2011年からは四輪の最高峰F1にも進出し、スクーデリア トロロッソ、ロータスチームをサポート。
タイヤウォーマーの最大の故障原因であるサーモスタットが無い。つまり理想的にタイヤを温める性能はもちろん、その性能を長期間に渡り、いつでも安定して発揮することが可能ということ。
最低限の機材で世界中を移動する世界選手権レースの現場では、必要な時に壊れていて使い物にならないタイヤウォーマーは必要ありません。 「常にベストのパフォーマンスを発揮する信頼性」こそが、何より求められるのです。
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