STM

STM ITALY srl 社は精密機械の世界で常に最先端を担ってきた革命的な企業。その歴史は1981年に始まり1990年代には現在STMを語る上で外せない代名詞的存在スリッパークラッチシステムのプロトタイプが誕生。これまでにない革新的な製品は世界的に認められ今日に至ります。Ducatiモーターサイクルでデビューして以来レーシング フィールドで活躍し、世界最高峰のプロダクションレースで使用され続けています。レースの現場で経験した技術をフィードバックし市販のモーターサイクルに最適な製品を生みだすスリッパークラッチの時代が始まり、STM ITALY srl 社は短期間でその分野の絶対的なリーダーになり、2003年にはスリッパークラッチの技術を湿式クラッチに初めて適用しその可能性を大きく広げました。

スーパーバイクでは、ホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキ、BMW の各チームとのコラボレーションにより絶対的な信頼性と完璧な機能を兼ね備えた最先端の製品を開発。同年STM ITALY srl 社はモトクロスやスーパーモタードの世界にもデビューし、満場一致で多くのレースで優勝に貢献。今日STM ITALY srl 社は多くのモーターサイクリストのニーズを満たすことができるように継続的に開発されている特に幅広い製品を提供。Ducati モーターサイクル用のスリッパー クラッチのクラシックなラインから関連するアクセサリーを備えたラインナップは、日本、イギリス、ドイツ、アメリカ、オフロード、オフロード バイク用の「ストリート」モデルにまで拡大しました。

STM スリッパー クラッチはスーパーバイク カテゴリーで2つの世界タイトルを獲得するのに貢献。同様にモトクロスとスーパーモタードの世界でもSTMは活躍貢献。超一流、世界の第一線で活躍するチームとのコラボレーションが絶対的な信頼性と完璧な機能を兼ね備えた最先端のパフォーマンス製品の開発につながっています。STM ITALY srl 社は惜しみない努力と最高の素材。そして独自の専門チームの助けを借りて技術的な完成度とイタリアの美的センスを組み合わせた世界で最も信頼と実績のあるクラッチ専門メーカー。製品名でもある「エヴォルツィオーネ」も名のごとく常に最良を求め革新進化し続けるプロダクトブランドです。


STMスリッパークラッチは何故必要ですか?

ドライクラッチのメリットは?

実際の効果は?

コーナー手前ギリギリ迄ブレーキを遅らせるアプローチでシフトダウンを併用しながら一気に減速、場合によっては5→4→3→2と3速連続で素早いシフトダウンと同時に車体をリーンさせ狙ったラインをトレースする、レースやスポーツライディングではもう不可欠でスタンダードとなったクイックシフター搭載で走行中クラッチレバーに触れることはほとんどありません。クイックシフターを最大限活用する上記の状況ではスロットルは全閉の状態です。路面と接触しているリアタイヤの回り続けようとする力がドライブチェーン、ミッション、クラッチを介してアイドリングに向かうエンジン回転の降下と互いに反発することでバックトルク(エンジンブレーキ)が発生します。過大なバックトルクは、結果としてリヤタイヤのグリップを失わせホッピングやスネーキングを引き起こし、車体がコントロール不能となりイメージしたラインでのコーナーアプローチやリーンが出来なくなり減速もままならぬため、場合によってはコースアウトやクラッシュに繋がる要因となります。

STMスリッパークラッチは、バックトルクや駆動力の復帰を瞬時にそして絶妙にコントロール。セッティング機能によりそれぞれのライダーの好みにも調整出来ます。ライダーはクラッチ操作によるバックトルクのコントロールから解放され、不可能であった素早い連続したシフトダウンでもリヤタイヤのホッピングやスネーキングの発生を滑らかに制御します。リアタイヤのグリップを活かした安定したブレーキングでより速くスムースに狙ったライン通りのコーナーアプローチを実現、競合する他車がひしめき合うレース序盤のコーナーやパッシングポイントとなるコーナーアプローチで前に出る為の作戦を信頼するクラッチによって更にライディングに集中することが出来ます。

この様にバックトルクのコントロールはライダーの操作性や安全性の大幅な向上をもたらすだけではなく、スリッパークラッチ未装着の場合にはシフトダウン時にエンジン回転数を急激に高めてしまいます。特に小排気量車ではリアタイヤのグリップがエンジンブレーキ反力を上回るバックトルクによりエンジンをオーバーレブさせてしまいエンジン内部の動弁系やトランスミッションに致命的なダメージを引き起こします。またエンジンブレーキ反力がリアタイヤグリップに勝る中・大排気量車ではスプロケット、ホイールダンパー、ドライブチェーン、トランスミッションなどの駆動系パーツへのダメージを与えます。過大なバックトルクによるエンジン内部パーツへの過剰なストレスは、心血注いで組み上げられたエンジンのメンテナンスサイクルを縮めメインテナンスコスト増大のみならずリタイヤのリスクにもなります。 現在では高圧縮エンジンを搭載するハイパフォーマンスモーターサイクルは、必然的に発生するバックトルクをいかにコントロールするかが大きな課題であり、このことから現在では電子式、機械式、もしくは両方のシステムを標準装備していますがSTMスリッパークラッチに勝るシステムはありません。

一般道では4輪車の不測の動きやはらんでくる対向車に加え、突然現れる日陰の湿潤した路面や砂溜まり、落ち葉など予測が難しい状況においてリニアなクラッチの操作感や絶妙なバックトルクコントロールが出来ることで、ライディングの安全と楽しさを高めライダーの負担軽減にも繋がり、乾式クラッチ独特の露出したメカニズムとワクワクさせるサウンドがさらにライディングの気分を盛り上げてくれます。STMスリッパークラッチは、サーキットのみならず一般公道を安全かつ楽しく走るための必需品でもあります。




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