RIDERS CLUB 2020年 10月号 掲載

店長のStreetfighter V4 S 試乗インプレッション

近藤 伸:モトコルセグループ代表

驚きと感動の連続 ドゥカティからの素敵な贈り物

乗り始めは交差点の左折、くるりっとスクーターの様に曲がった! 208馬力というスペックの緊張が肩すかしを食らった! 慣れ親しんだバイクの様な操作感とバイクの反応、ウルトラスムースな低速走行から首都高渋谷入口、下って登る加速車線で右後方を確認しながら流れに合わせるべく、シフターでさらっと3-4-5、なんだこのスムース感は!本線合流後は流しながら適切なライディングポジションを探る。東名高速に入り3車線をイルカのごとく泳げば風圧に乱されない高速域のハンドリングがなんとも頼もしい。バイプレイン ウイングの恩恵か!ヘッド部で整流された走行風は身体への負荷も少ない!少し腰を引いて僅かに前傾したポジションになっていた。これまでアップライトなポジションを好み、慣れる事が出来なかったポジションがしっくりきて楽しい!パニガーレ V4のシャシーとエンジンは極めて魅力的で憧れであったがセパハンでは30分でギブアップ。ストリートファイター V4でボローニャのやりたかった事が解って来た!小田厚平塚料金所先の緩やかな登りを2速から3-4と引っぱり気味で心地良くシフト、208馬力手前でも凄まじい加速だ!トンネルではV4エンジンが奏でるMotoGP同様の「新しいドゥカティサウンド」が心地よく楽しい。小田原料金所手前の大きな右、酒匂川先の大きい左、気持ちいい!ターンパイク料金所先の長い上り坂で深呼吸して調子を整え、左左、右といつものコーナーを抜けていく。登りのコーナーでも高めのギアでグイグイ前に進む感じが楽しく、車体に身体を委ねて倒し込むコーナーリングは一切の不安もない。SBK V4同様のこの信頼感が頼もしく楽しい!しっくり来るライディングポジションを探り出せた今、やはりこれはネイキッドバイクではなく、2014年に発表したモトコルセ NVCのコンセプト同様にSBK設計のスーパースポーツである事を再認識し納得。大観山手前の長いストレートを流しながら心地良い疲れと達成感を覚えた。最新のシャシーとトルクフルなMotoGP直系の1100cc V4エンジンというパッケージングをてんこ盛りの先進デバイスと空力で躾け、秀逸でフレンドリーに仕上げたドリームバイク、ストリートファイター V4は全く新しい次元のバイクであり、自分のレベルでは今迄出来なかった事をスポーツの様に楽しませてくれる可能性を確信し、広報写真が革ツナギ着用である事に改めて納得した。大観山パーキングに到着、少し上手くなった気がした。ありがとう Ducati!

信田 裕介:ドゥカティライフスタイル東京 ストアマネージャー

ツインパルスの V4エンジンのフィーリングは、ただ単に滑らかなだけでなく実に躍動感あるエキサイティングな吹け上がりとエキゾーストサウンドで「これぞドゥカティ」と感動するばかりです。そしてコンパクトな車体のライディングポジションが跨がった瞬間に「すっ」と馴染む心地よさを感じさせてくれるので、Streetfighter V4とのライディングを市街地、ワインディング、高速道路など、どんなステージでも一切身構えることなく堪能出来るからか、ご試乗頂いたお客様皆様が「楽しい」と絶賛いただいています。デザイン、車体、エンジン、すべてが凄いこのマシンは、今までにない新しい世界観を与えてくれます。是非一度ご試乗ください。

加藤 大輔:ドゥカティさいたま ストアマネージャー

他のメーカーの同じクラスのネイキッドバイクと比べると一回り小さくて軽い。そしてアップハンドルのリラックスできるライディングポジションで市街地走行も余裕で楽しめるのに、エンジンはダントツパワフルな208psの最高出力。このギャップにもうメロメロです。ドゥカティ最新のエアロダイナミクステクノロジーのおかげでフェアリングがないのに驚くほどライダーへの走行風が少ない上に、バイプレインウィングレットがフロントタイヤの接地力を高めるためコンパクトな車体でかなり機敏なのに抜群の安定感。高速道路を使ったロングツーリングも安心してこなせそうですね。普段使いでMotoGPテクノロジーが楽しめる、こんな贅沢他では味わえません!

大西 正浩:モトコルセ ムゼオ ストアマネージャー

皆さんストリートファイターというネーミングからこのオートバイのキャラクターを「速いけどちょっとヤンチャで扱いが難しそうな感じ」とイメージされている方も多いと思います。実は私もそうでしたが、初めて乗った瞬間に「アレ?これナニ?乗り易い!でも凄く速い!」と従順さと獰猛さを併せ持つ、これまでにない印象を受けました。しかもまるでオートバイに乗るのが上手になったのかと錯覚したほどです。レースの世界でもチャンピオンを狙うトップクラスのマシンは乗りやすいからこそ速く走れると言われていますが、このStreetfighter V4がまさにそうなんです。ご試乗いただいたお客様からも同様なコメントをいただいています。「本当?」と思われる方は是非!ご試乗してStreetfighter V4の凄さを実感してみてください。

Streetfighter V4 / V4 Sの主な仕様

1,103cc | 水冷 90°V型 4気筒デスモセディチ・ストラダーレ・エンジン | 最高出力 153kW(208ps)@12,750rpm | 最大トルク 123Nm(12.6kgm)@11,500rpm | シート高 845mm | 乾燥重量 180kg (V4) 178kg (V4 S) | コーナリング ABS EVO | トラクションコントロール EVO2 | ウィリーコントロール EVO | スライドコントロール DSC | エンジンブレーキコントロール EVO | オートタイヤキャリブレーション | パワーローンチ DPL | クイックシフト DQS アップ / ダウン EVO2 | メーカー希望小売価格 2,435,000 円 (V4) 2,799,000 円 (V4 S)

本広告表示のメーカー希望小売価格には消費税(10%)が含まれています。保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれておりません。

Ducati Lifestyle Tokyo

〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-5-16 渋谷3丁目スクエアビル1F

Tel :03-5778-3955

JR渋谷駅東口から徒歩5分

営業時間 :11:00~20:00(日曜・祝日19:00まで)

定休日 :毎週火曜日 / 第1、3水曜日

www.ducatilifestyletokyo.jp

Ducati Saitama

〒337-0042 埼玉県さいたま市見沼区南中野114-3

Tel :048-878-9101

首都高速埼玉新都心線さいたま見沼インター出口より1200m、第二産業道路沿い

営業時間 :10:00~19:00

定休日 :毎週火曜日 / 第1、3水曜日

www.ducatisaitama.jp

MOTO CORSE Museo

〒243-0022 神奈川県厚木市酒井3011番地

Tel :046-220-1711

東名高速厚木インターより500m

営業時間 :10:00~19:00

定休日 :毎週火曜日

www.motocorse.jp

メディア インフォメーション

RIDERS CLUB 2020年 10月号 掲載

ライダースクラブ10月号の巻頭特集は、いま最も注目を集めているマルチクォーター「KAWASAKI Ninja ZX-25R/SE」の試乗インプレッションです。

昨年の東京モーターショーで、何の前触れもなく鮮烈なデビューを飾ったNinja ZX-25R。カワサキとしては実に31年ぶりとなる、新設計の250㏄並列4気筒エンジン搭載し話題を独占しました。

九州・オートポリスで開催された発表試乗会に、元MotoGPライダーの中野真矢さんが参加。現役時代にはカワサキのファクトリーライダーとして、MotoGPマシンZX-RRをライディングした経験もあり、その視点からNinja ZX-25Rを徹底解説しています。

第二特集は、「並列3気筒の開けられる魅力」です。

2気筒のトルク感と4気筒のパワーフィールの両方を併せ持つ3気筒エンジン。誌面に登場するのは英伊日の最新モデル――トライアンフ・ストリートトリプルRS、MVアグスタ・ブルターレ800ロッソ、そしてヤマハ MT-09 SP。この3台の試乗を軸に、そのほかのモデル紹介とヒストリーも交え、改めて3気筒エンジンの魅力を検証しました。

好評連載中の宮城光さんによるライディングテクニック講座のテーマは、「ブレーキからのターンイン」。スポーツライディングでもっとも重要かつ難しいコーナーへのアプローチを、不安から醍醐味に変えて楽しむためのスキルをレクチャーしています。

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