Bikes

Complete Bikes Heritage

CORSE SB6SR MAX SPEED CHALLENGE

CORSE SB6SR MAX SPEED CHALLENGE

MOTO CORSEの始まりはBIMOTA SB6からでした。1994年秋MOTO CORSEの前身であるCORSEはBIMOTA SB6の秘めた可能性に着目し、また、よりBIMOTAらしくするため、世界で唯一のBIMOTA SB6専門ファクトリーとしてスタートしました。

吸排気系の改善を最重要とし排気システムには当時ファクトリーチームでのみ使用されていたコニカルパイプを0.7mm厚のチタニウムシートから製作、サイレンサーシェルに及んでは0.6mm厚の極薄タイプとしました。当時サイレンサーシェルはカーボン製もしくはアルミニウム製が主流でしたがこの後、コニカルパイプもチタニウム製サイレンサーシェルも今日市場では主流となりました。

また、吸気システムの改善には不可欠なFCRキャブレターの装着を踏まえ、もともと強度不足と判断したリアサスペンションサポート用サブフレームを再設計し、剛性アップとFCRキャブレター装着のためにアルミニウム無垢からの切削加工にて製作しました。“BIMOTAのフレームに手を付ける”という掟破りが慎重かつ大胆に行われたのでした。MAX SPEED CHALLENGE用では160kgたらずの車体に220psのフレキシブルなエンジンというカップリングにより加速力が極めて速く、0~1マイル計測で327km/hという最高速度公式世界記録を打ち立てられたのです。ちなみにBIMOTA社の4回にも及ぶサブフレームの設計変更が強度不足を証明しています。

SB6SRはMOTO CORSEにとって最初の市販用コンプリートマシンでありユーザーの持ち込み車輌も含め現在迄50台以上のSB6SRが送りだされています。