SUPER SPORT S サーキットインプレッション DUCATIさいたま

皆様こんにちは。ドゥカティさいたまの豊田です。

 

流れるような美しいイタリアンデザインと先進の電子制御を搭載し、ロングツーリングからスポーツ走行までオールラウンドに対応できることで人気のSUPER SPORT S

 

 

 

今回は5月28日に筑波サーキット コース1000にて開催されたモトコルセライディングパーティにおいて、SUPER SPORT Sでサーキット走行をする機会を得ましたのでインプレッションをさせていただきます。

 

 

私自身、かつてデスモ空冷2バルブエンジン搭載のSS1000DSを所有し、ストリートからレースまで真剣に走り込み、その速さと楽しさに魅了され使い倒した経験があります。そのため、現行のSUPER SPORTがサーキットでどのような表情を見せてくれるのか非常に気になっておりました。

 

 

ピットロードをゆっくり走りすぐに感じることは、SS1000DSとは比較にならないほどポジションが楽なことです。レーシングスーツを装着しても窮屈さを感じさせないナチュラルなポジションは、特に上半身の傾斜が緩く、この部分がとても快適という印象が強いです。

 

タイヤが温まるまでコースを3周ほど流して走ります。ちょうどワインディングを走るペースです。

オーリンズの前後サスペンションがとてもしなやかに動き感心してしまいます。上質な動きと表現して間違いありませんし、それは人間の感性に寄り添うような安心感と接地感です。

 

 

前後オーリンズサスペンションとWSBKテクノロジー直系タイヤのピレリ  DIABRO ROSSOⅡが生み出す接地感は不安がありません。伝統のパイプフレームも含めた車体は挙動が掴みやすく、もしワインディングを疾駆すれば、この高性能なシャーシと対話をしながらの贅沢な時間になりそうです。

軽くブレーキを引きずりながらコーナーに侵入すると250ccバイクと思うようなマシンの軽さとコンパクトさが際立ちます。この体感的な軽さは、猛烈にスリムな車体設計のドゥカティならではです。目線を向けただけで向きが変わっていくイージーライディングは、公道のワインディングでも大きな武器であり、そこに楽しさが追随してきます。

コースを僅か3周した程度で、体内の神経センサーがマシンを信用するに足ると判断しました。

ライディングモードをSPORTに設定して最終コーナー立ち上がりから全開です。レーシングスピードに入れていきます。

 

 

アクセル開け初めのレスポンスは穏やかで優しさを感じ、非常によくできていると感じます。しかし、6000回転以上の吹けあがりは、かつての空冷2バルブSUPER SPORTよりも想像以上に鋭く強力になっており驚かされます。加速Gの中、クイックシフターでギアを送り込みます。ダカダカダカッ!とリアタイヤが路面を蹴飛ばす確かなトラクションを感じながら鋭い加速を途切れさせることなくストレートを通過し、第1コーナーをフルブレーキ気味で侵入します。

すべてブレンボで構成されたブレーキシステムは、過酷なサーキット環境においてもコントロール性に優れたブレーキタッチで面目躍如といったところです。

旋回開始からクリッピングポイントまではコーナーに吸い込まれていくような感覚の鋭い回頭をします。コーナリングが速いドゥカティのイメージそのものです。この点は旧SSと近い操縦感覚ですが、決定的に違うのはクラッチ操作要らずのシフトダウン対応クイックシフターです。

シフトペダルを叩き込むだけでブリッピング(回転合わせ)まで自動でしてくれるうえに、スリッパ―クラッチも装備していますので真にブレーキングに集中できます。エンジンブレーキも丁度よく好感が持てます。

フロントフォークやラジアルマウントキャリパーの剛性も充分で、どんなコーナリングをしても安心感が消えない軽快な操縦性は、結果的にコーナー侵入の速度が高くなり、ハイパワーなSBKモデルに突っ込みで一気に追いつくことを可能にしています。

 

 

筑波コース1000はヘアピンコーナーが主体でフルバンクの時間も長く感じます。通常、緊張を強いられるそのパートであっても接地感は素晴らしく豊富です。単純に高性能なタイヤを履けば体感できる類のものではありません。車体がどういう状態であるのかが本当に分かりやすく、これはドゥカティ独自の車体設計、思想、伝統が生み出すカタログスペックには決して表れない優れた性能です。

ドゥカティが持つ、この見えないスペックはもっと高く評価されていいべきです。

ポジションは視線の自由度が上がる高めのハンドルバーを装備しているため、上半身がやや起き気味に感じますが下半身のホールドも含め全く問題ありません。

 

あくまでも体感ですが、コーナリングスピードに関してはSBKモデルと比較して全く遜色はありません。むしろ乗りやすいために速いパートや優れている部分も確実にあります。

 

 

コーナー立ち上がりはトラクションコントロールがついていることを武器に早めにアクセルをワイドオープン、出口が見える前には全開にすることができます。迅速に全開にできるため、車体が直立してくる頃にはちょうどパワフルなエンジン回転域を使い猛然と加速していくことが可能です。

因みにこの日はトラクションコントロールが作動する場面はありませんでした。車体とタイヤの限界がそもそも高いためですが、実際に作動するしないよりも、ABSを含めた電子制御に守られている精神的安心感のメリットの方が絶大です。

激しくスライドしたらどうしようといった心配が少なく常にアグレッシブな気持ちでいられます。ライディングの質は乗り手の精神状態に大きく左右されます。

 

 

次第に走ることに夢中になっていきます。ライディングが純粋に楽しいです。ストレートはタンクにヘルメットが当たるほど伏せて、デスモドロミックエンジンの脈動を感じながらSBKモデルたちを追います。気分はもうMoto GPライダーです。

 

 

 

かつてのSUPER SPORTはツーリングに使用するにはスパルタンな面もありましたが、現行SUPER SPORTは純正アクセサリーでグリップヒーター、さらにはサイドパニアケースまで設定されており、スタイリッシュに快適なツーリングまでこなしてしまいます。

 

このことを考慮すれば、コーナーでSBKモデルと互角に走れるという充分過ぎるスポーツ性能が与えられたSUPER SPORTの汎用性の高さはずば抜けていると言っていいと思います。

 

 

次回はSUPER SPORTでワインディングを主体としたロングツーリングを行い、ツーリング性能を検証したいと思っております。

お楽しみにしてください。

 

 

MOTO CORSEグループではSUPER SPORT S の試乗車をご用意しております。

こちらのコンディション極上の試乗車はご購入していただくこともできます。

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ぜひご来店のうえ、SUPER SPORT Sの性能を体感してください。

スタッフ一同、皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

 

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