ドゥカティさいたま パニガーレV4 試乗記

皆様こんにちは。ドゥカティさいたまの豊田です。

 

ドゥカティのハイエンドモデル、パニガーレV4。

ドゥカティのスーパーバイクマシンは、伝統のL型2気筒エンジンで30年もの長きにわたり世界スーパーバイク選手権のトップクラスを走り続けてきましたが、ついに2018年にデビューしたパニガーレ V4から新開発のV型4気筒エンジンを搭載してきました。

排気量1100cc、214馬力、176Kgの車体、数々の最新電子デバイスを搭載。見かけることも、お乗りになった事がある方も少ない謎多きドゥカティのV4マシン。

それは一体、如何なる走り、感覚を有するのか?と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、私がパニガーレV4Sに実際に試乗して感じたことを率直にお伝えしていきたいと思います。

 

 

 

まず足つきですが、シート高は830mmでけっして低くはありません。

しかし、ドゥカティ全モデルの特徴にシート前半部がスリムに絞られて設計されており、実際の足つき性は数値から抱く印象よりもかなり良好です。ちなみに私の身長は170cmで、軽量な車重と相まって足つきに不安を抱くことは皆無でした。

 

 

 

ライディングポジションは1299と全く同じ設計のものとなり、極めて自然で窮屈さや無理な姿勢を強いてくるといったところが全くなく、とてもコンパクトなポジションになっております。

前傾姿勢で乗るバイクであっても、バランスの良いポジションを持つバイクは疲れにくいですので、パニガーレV4は長距離ツーリングも充分許容できるマシンだと感じます。

 

 

 

エクステリアデザインで目を引く、力強さと美しさを兼ね備えたフロントマスクと特徴的なテールライト。

空気抵抗を極限まで低減させていながら、デザインも抜かりありません。この部分を両立させていることは、冷静に考えてみるとすごい技術力です。

 

 

TFTモニターは非常にクリアで綺麗であり、視認性を高めるためにあえてアナログ回転計タイプのタコメーターを採用していることに好感を抱くと同時に、各情報の配置位置や表示方法もデザインの高さを感じます。

 

 

ライディングモード機能各電子制御機能を設定するには、ウィンカーボタンの上部にある二つのセレクターボタンで行います。

直感的に操作ができるように設計されており、滑らかな操作感と多機能を感じさせる見た目もレーシーで格好良いものがあります。

 

 

 

 

V型不等間隔燃焼エンジンのために排気音は限りなくドゥカティのLツインサウンドに近く、音量も十分な迫力があります。

V4エンジンとなり、これまでのドゥカティとは全く違う排気音になっているのではないかと懸念しておりましたが、デスモサウンドはしっかりと健在です。

 

 

 

試乗は一般道で行いましたましたので、パフォーマンスをチェックするというものではなく、どのような感覚なのかをお伝えできればと思います。

 

 

 

軽いクラッチを繋ぎながら、同じく軽い電子制御スロットルをゆっくり開け走りだすと、すぐに車体の軽さが伝わってきます。

軽量なバイクの恩恵は、走行中の運動性能はもとより、もっと身近な、発進時の不安定な状態のときなどに発揮されるものだと私は思います。それはこのパニガーレV4も例外ではありません。

 

走り出して最初に感じることは、エンジンのドコドコとした鼓動感がドゥカティのLツインエンジンと非常に似ているということです。私の場合、もし目隠しをして乗ったとしたらツインエンジンのバイクだと思ってしまうはずです。

パニガーレV4の不等間隔燃焼エンジンは並列4気筒エンジンとは明確な違いがあり、ここまでツインエンジンに似ているとは思いませんでしたので、2気筒好きの私としては嬉しい誤算です。

スロットルを開けていくときのレスポンスは214PSのマシンとは思えない非常に穏やかなものですが、いったんスロットルを大きく開けると、あのドゥカティ独特のゾクゾクするような特有の鼓動感をともないながらの加速、さらにいうとダカダカッ!とトラクションを地面に叩きつけて走る感覚までもLツインエンジンと同じように感じることができます。

 

 

4気筒となったメリットも非常に分かりやすく体感することができます。

従来のLツインに比べエンジンがより滑らかに加速し、特に低回転でスムーズに走らせることができるようになっていますので、国産4気筒バイクに慣れていらっしゃる方でもとても乗りやすく感じていただけると思います。

このエンジンは2気筒と4気筒のメリットを融合させたような独特な感覚を有しています。

 

 

排気量が1100ccなのも注目すべき点です。

ホモロゲーションモデルであるパニガーレ V4Rは、ワールドスーパーバイク選手権のレギュレーションに合致させるために排気量が1000ccであり、高回転を多用することを前提としたエンジンになっていると思われます。

一方、パニガーレV4とV4Sのエンジンは公道走行での使用も重視しているため、排気量を1100㏄に拡大することにより常用回転域のトルクを増大させ、あらゆる状況での乗りやすさを向上させています。

目的のためにわざわざ排気量の違うエンジンを用意するという、国産バイクにはないこの思想は素晴らしく、レースレギュレーションの制約を解かれたV4、V4Sは、シュチュエーションによってはその分厚いトルクにより究極のモデルV4Rを撃墜することも充分可能かと思われます。

 

 

また、強烈な運動エネルギーの中に身を置いていてもトラクションコントロールやスライドコントロールといった高度な電子制御が搭載されている事実から心理的負担は驚くほど低く、この点はツーリングに使用する際も大きな武器になるはずです。

標準装備のシフトUP/DOWNに対応したクイックシフターも非常に気持ち良くギヤチェンジが決まり、走らせることそのものがエキサイティングで非常に楽しいです。

Sモデルは前後サスペンションおよびステアリングダンパーにオーリンズ製電子制御サスペンションを装備しており、軽量なマルケジーニ鍛造ホイールと、同じく軽量な最新ブレンボキャリパーによるバネ下重量の低さにより抜群の路面追従性を誇ります。

ブレンボで統一されたブレーキシステムも、市販車としては限界まで軽量化された足回りとの相乗効果でブレーキタッチも素晴らしくスリッパ―クラッチも標準装備されているために減速が怖くありません。

リアサスペンションはボトムリンクタイプに変更され作動性が向上。走行中も良く動いていることが体感できます。

 

 

 

パニガーレV4はスポーツ走行時の性能向上はもちろんですが、ロングツーリングにも充分使える疲れにくいマシンに感じますし、コストの掛かった高性能な足回りと最先端の電子制御のおかげで走行中の安心感が全く違います。

速いマシンは、安全なのです。

 

あらためて完成度の高さを実感します。

 

市販車最強クラスの出力と高い安全性、そして美しいデザイン。

 

百聞は一見に如かずです。その性能を体感できる機会はなかなか無いと思いますので、ぜひご試乗していただきたいと思います。

 

 

お気軽にお越しいただいて、ごゆっくりとご覧ください。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

 

 

DUCATIさいたま

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